初心忘るべからず [仕事]
この日は、大寒にかかわらず18℃という温かい日でした。
独立して2年が過ぎ、初心を振り返るほどの足跡までとはいきませんが、バタバタと過ごすところに、少し立ち止まる時間も必要と思う今日この頃です。
事務所から車で15分くらいの距離に、私が初めて担当した建物があります。
県立の「青葉の森公園」という公園のなかにある建物です。
そしてこの日、仕事の合間に訪れました。
「つくしんぼの家」という建物で、もう15年以上前に建ちました。
工作教室や屋内遊戯、小さな図書室などがある、子供の施設です。
ポーチをくぐると、“つくしんぼ”のかわいいレリーフがあります。
ゲート状の赤褐色の砂岩は、少し黒ずんでいます。
でも、全般にはきれいに使用してもらっています。
天井の高い平屋建てで、極力、木を使った内装としています。
要所に、子供サイズが計画されています。
平日でしたが、何人かの子供たちが遊んでいました。
我が家の子供たちも、何度も遊びに来ました。
公園内の案内板ですが、縁の部分にかわいいお客さん?
リスの鋳物の飾りです。
(こちらは、私の携わった部分ではありません。)
広い遊歩道は、緑が少ない分、空の色が映えます。
休日とは違い、静かて穏やかな時間が流れているようです。
表面の劣化が激しい案内板です。
そのすぐ奥には、枯れていそうな木がありました。
20年以上経つ、そして広い公園なので、こういう部分も一部ですがありました。
人工物の朽ちる姿は、なにか物悲しく感じます。
木などの自然のものも、同様ではあります。
ただし、自然のものは何らかのかたちで自然に還ります。
建築の材料は、できるだけ自然に近いもので構成したいと思わせる光景でした。
sei-kitaさん、nice!
ありがとうございます。
by mike (2010-01-23 23:10)