自分なりに描いてみました。(地中熱利用換気システム図) [建築]
最近、ある住宅の設計で採用した地中熱利用換気システム(GEOパワーシステム)ですが、メーカーHPなどのシステムのしくみがわかる概略図がいまひとつピンときませんでした。
ならば自分で納得するべく描いてみました。
新鮮空気を取り込みながら地中熱を採熱し、1階床下の蓄熱層を経由しながら室内を循環をし、最終的には排気(呼気の二酸化炭素等で汚染される)もする。
調べると、なかなか理にかなっています。
井戸の空気版というところでしょうか。
水より熱容量は小さいので、まったく同じとはいかないのでしょうが、空調の援護射撃的な換気システムで節電にも貢献するようです。
外気温の影響の緩和および建物内各所の温度差の緩和で、エアコンが苦手な人はこのままで、エアコン好き?でもその頻度が少なくなると思います。
あと注意点は、1階床下に直径200mmのパイプが配管されますので、基礎梁(基礎立上り)を貫通する部分には補強用の配筋は欠かせません。
構造的に望ましい基礎梁の貫通部分を念頭に、パイプの配管ルートを決定します。
基礎梁の寸法(特に高さ)は、セオリー通り貫通径の3倍以上の確認です。
貫通補強配筋は、結構込み入ったことになったので、既製品の貫通補強筋(ダイヤレンNS)を使用しました。
思ったよりもコストは掛からず何といっても施工が簡単、よって私の監理の段階でも、明快に指摘することができました。
現場監督さんと鉄筋工事担当者の方ともしっかりやりとりができました。
(誠実で優秀な方達でした。)
ようやく私なりに、納得ができました。 (^-^)
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